世間に取り残されないための
Kyota's ワイドショー講座

透明 1998.11.13
◆ 淀川長治さん死去
http://www.sankei.co.jp/mov/movie.html
(シネマクリップ・産経新聞)

この人の悪口って聞いたことがない。映画が大好きで大好きでみんなか ら愛された映画おじさん、「さよなら、さよなら、さようなら... 」の 淀川長治さんが11日亡くなられた。89歳の映画一筋の人生を終えたのだ。 この人を見ていると、人生ってなんだろうと思う。一つの事に長けて、 それに人生のすべてをささげられる人がこの世に何人いるだろう。この 人はそれをやってのけた。

芸者置屋を営む映画好きの両親に生まれ、 4歳のとき見た映画の内容を ずっと覚えているほど、子どもの時から映画が好きだった。映画という ものが作られた最初の時代から、映画を見つづけてきた人だった。生涯 独身を貫いたのは、映画の登場人物の気持ちを、まごうことなく理解す るためだったと語っていた。彼の人生は、映画を観つづけ、楽しみ、そ の楽しさを人に伝えるためにあった。

9月末 から入院して、近々のすみかであるホテルから病院に机を移し、 原稿を執筆していた。最後の原稿は11月10日の産経新聞夕刊に掲載され た。すごいことだとおもう。映画ファンとしても、ライターとしても尊 敬するに値するすばらしい人だった。ご冥福を心からお祈りする。

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