幼
児
と
パ
ソ
コ
ン
考
「ママ・・・ぼくパソコン教えて欲しいの」と真が言う。
「何をしたいの?」「ぼくおえかきしたいの。それと書いてあるのをよんでみたいの。」
・・・・・。
これはちゃんと教えなきゃだめかな・・と私は思った。
真は、まだ「あいうえお」も名前も書けない、ごく普通の4歳7ヶ月の男の子である。
生まれたときからパソコンをたたく音を子守歌にして育った私の子供達にとって、パソコンは興味あるブラックボックスである。
フロッピードライブを貯金箱にされたり、キーボードをバンバンたたいたり、マウスの超高速連続クリック!やCD−ROMドライブ出したりひっこめたり。
私としては、大事なパソコンをあまり子供達に触って欲しくない。
でも真は、ママの機嫌の良い時をねらっては「ママぁ、ぼくもママみたいにパチョコンでお絵かきしたいの。」と言うようになった。
真が3歳のお誕生日を迎えた頃だった。
その頃たまたま仕事で幼児向けお絵かきソフトをインストール&動作確認をしていたので、そのソフトを使わせてみた。
以前さわらせた時に比べ、格段に指が発達していて、マウスの操作に問題がないのに驚いた。
さらに、フリーズさせるとしばらくパソコンが使えなくなるばかりか、大事なお絵かきした画像が消えてしまうと理解したらしく、荒っぽいことはしなくなった。
でも私は、仕事で使っているパソコンを壊されたりしたら困るし、今からパソコンを触らせてもやしのような子供になって欲しくないという思いから「まだ早い」と思い、真にパソコンを触らないようにさせていた。
しかしふと気がつくと、私もパソコンのトラブルシューテイングに慣れていた。
そして、真は絵を描くのが大好きで、紙とペンを与えると何時間でもお絵かきしてるほど夢中になっているのに気がついた。
まだ丸しか描けないと思っていたのに、みるみる顔らしきものを描けるようになった。
2歳児の時は、私に「ママ、ウルトラマン描いて!カブトムシ描いて!きたろう描いて!」と人に描かせてばかりで自分では「ぼくかけないの」と全然描こうとしなかったのに。
よく考えたら、小学生ならいざしらず、3歳児からパソコンを始めて大人になった人の記録なんてほとんどないはずだ。
「パソコンなんかさせていたら、スポーツのできないおたっきーな子供になる。」という既成概念は、私が子供の頃、私の母に「マンガなんて読んでないで、小説を読みなさい!」と言われたのと一緒かな?。
手塚治虫のマンガは、下手な小説より子供の頃の私にいろんな事を教えてくれたのに、母には理解してもらえなかった・・・。
今パソコンで絵を描きたいと言っている真に、触らせてあげられる環境があるのに、「ダメ」と押さえつけるのは正しい事なんだろうか・・・。
お絵かき=情操教育なんだから、そんなに悪い事ではないんじゃないだろうか・・・。
1週間に1回くらい、自由にパソコンを触らせてみる事にした。
真が4歳の時からだ。
ただ、何も指導はしないで、聞かれたら教えて上げると言う風にしてみた。
時間は1回30分。私が横にぴったりくっついて手を添えてあげた。
すると面白い事に気がついた。
KIDピクスというお絵かきソフトを使って描いていた真は、間違えて爆弾消しゴムを使ってしまったのだ。
これを使うと画面が一掃され、新しい画面にお絵かきを始められるのだが、真は半ベソをかきながら「消えちゃった」と残念そうにいうのだ。
私はこの爆弾消しゴム面白いと思っていたのだが、何度でもやり直しができる「Oh!No!!おじさん」(元に戻す機能がある)も真はきらいなのだ。
1枚1枚の画像を、「Oh!No!!おじさん」「爆弾消しゴム」を使わずに紙にフエルトペンで描くように丁寧に仕上げていた。
できあがると(というか30分で切り上げさせる)それをプリントアウトして、翌日保育園へ持っていき、先生やお友達に自慢していた。
真にとってこの遊びは、とってもエキサイティングで、楽しいもののようである。
これから、現在4歳半の息子「真」に、どうやってパソコンを使わせていったらよいのか、実際に模索しながら、この場に結果報告していきます。
同じ悩みを持つ親も多いと思うし、結果を報告しながらこれからの幼児とパソコンの関わり合いについて、私なりに考えて見ますので、参考にしていただけるとうれしいです。
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